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設立趣旨
− JAFSA設立の経緯 −

平和国家として貿易立国を国是に戦後の日本は順調な発展を遂げてまいりましたが、こと海運界に関しては、1970年代に始まった世界的船腹過剰による運賃低下、運賃同盟の弱体化、産業構造の変化による貨物量の減少に加えて、大幅なドル安円高の影響を蒙り深刻な不況となっておりました。
定期航路の集荷を主たる業務としている外船代理店業界は影響を最も激しく受け、外船代理店の収益はその殆どがドル建海上運賃をベースにしたコミッションであるのに対し経費は人件費、店費ほか全て円建で有った為、往時の急激な円高進行で収益は激減し各社必死の合理化努力にもかかわらず、大半の企業が経営の目途が立ちかねる状態に立ち至りました。
外船代理店業界が経営的に不安定な状態におかれることはそこに働く従業員の雇用不安につながり、ひいては日本に配船している外船運航各社にも悪影響を及ぼすことになります。逆に言えば外船主の期待にこたえる代理店経営には、必要人員の雇用確保と人材の採用に必要な給与水準が維持できる程度の収入の確保が是非とも必要であった訳です。
日本を起点とする海運が今後とも発展してゆくには邦船外船の双方が公正に競争しつつ、共存共栄してゆくことが望まれるところですが、その前提として外船代理店業が経営不安に脅かされること無く企業活動を続けてゆくことが是非とも必要でありました。
運輸省(当時)ご当局も、外航海運全体の安定的発展を図るとの見地から外船代理店業界の往時の状況に強い関心を示しておりました。
極めて困難な状況下にあった当業界において「外船代理店協会」(JAFSA)を設立する事となり、設立の際には運輸省(当時)ご当局に ご指導をいただき、有意義な協会活動を行っていく事となりました。
また日本では外船の主として不定期船の代理店業を対象とした「外船代理店協議会」(SACJ)が永年に亘って地道な活動を続けてこられ、 外船代理店業界の向上に多大な貢献をされてきました。JAFSA設立の話が進められるに当たり過半数メンバーが同一会社でもあり、 個別に設立するよりは同一組織としてまとまり、内部で定期船、不定期船それぞれの必要活動をすればベターであるということで 協議会殿のご賛同を頂き、両構成メンバーによる新協会を結成する運びとなりました。

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